2008年12月12日金曜日
ベロモービル購入の経緯3: fietser.be bries
私が現在住んでいるのはアラバマ州ハンツビル(Huntsville)という小都市です。アラバマは「アメリカ南部」の真ん中ですが、それでも内陸なので冬は寒くなり、昼間でも零下ということも珍しくありません。この条件で毎日自転車通勤(といっても片道5km程度ですが)するにはやはりベロモービルが欲しくなります。
という口実で去年の夏ごろ新ベロモービル購入を決心。Sorcerer の経験から絶対妥協できない点は二つあります:
・フルサス。 ベロモービルは車体が重い上に平地ではスピードが出るので、サスは必需品です。
・モノコック構造。 Sorcerer のような金属フレーム+ボディーの場合、ボディーが薄いので振動し騒音源となります。それに床も薄いパネルなので乗り降りに気を使います。
しかしベロモービルはどこのメーカーも生産台数が極端に少なく、需要に追いつけない状況です。一番欲しいのはレースから通勤用まで広く使われ評判の良い Quest. しかし3年待ちです。
ここでタイミング良く発表されたのが fietser.be の bries という製品。Fietser.be は既に WAW というベロモービルを製造していましたが、これは前サスが付いてないので候補から外していました。しかし bries はフルサス、もちろんモノコック構造、おまけにディスクブレーキ標準装備、などスペックとしては完璧でした。まだ開発途中の新モデルを注文するのは不安でしたが、他に1年以内に入手できるモデルもないので発注しました。
しかし残念ながら不安は的中。2008年4月納品のはずが5月になっても音沙汰なし、その後代理店から「bries は製造中止になった、WAW にするか?」という電話が入りました。予想以上に製造コストがかかり採算がとれなかったというのが理由らしいです。前記の理由で WAW は嫌だったので結局キャンセルしました。
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